ごきげんな人が優しい世界をつくる

2021年現在、私はアメリカの南カリフォルニアにて、主人と娘と期間限定の海外暮らしをしています。

初めての子育てを、初めて訪れる場所でやっている未来は、ちょっと前まで本当に想像していないことでした。

人生っていつどうなるか本当にわからないですね。

社会情勢しかり、この先もまたどうなるかなんて、確実にわかっていることの方が少ない。

だからこそ、そのときどきで最善の選択と行動ができるよう
日々自分の心身のど真ん中(中庸)を目指して過ごすことは大事だなぁと改めて感じています。

ところで、アメリカで暮らすと当然アメリカの文化に触れて生活することになるのですが、
今日は少しアメリカ生活で気づいたことをシェアさせてください。

私が一番驚いていることは、街行く人々の顔が、ほんのり笑っていることです。(!)

これほんとに。

もちろんみんながみんなそうではないにしても、
口角をキュッとあげて微笑んでくれる人は本当に多いです。

子供を連れているから余計だとは思いますが、”機嫌のよさそうな顔”でこちらを見守ってくれる人がとても多いのです。

この気風に、初めての海外暮らし(&初めての子育て)をする私がどれだけ励まされたことか。

渡米してすぐの頃は、語学にも自信はないし(これは今も)、子育てだって初めてのことで自信がないし、
もう暮らし全般に自信がなくてそわそわドキドキしていました。

だけど、公園の行き帰りや買い物中、本当に多くの人に声をかけてもらい、微笑みかけてもらい、
そうして少しずつ自分らしく生きる自信を取り戻していったような、そんな気がしています。

子供を連れていて、声をかけてくれる人は日本でもいました。

年配の女性が一番多かったかな?

アメリカの面白いところは、年配の方はもちろんなんですけど、
ティーンエイジャーくらいの男の子でもすごくカジュアルに
娘を見て声をかけてくれたりすることです。

それはもう、こちらが微笑ましく思うほど。


私が思うに、こちらで感じる”見ず知らずの人とのコミュニケーション”として、3つの層があると感じます。

一つ目は、声をかけてくれる人。子供に対して「かわいいね!」「何歳?」と言った感じで、コミュニケーションに積極的な層。

二つ目は、目を合わせて笑いかけたり、笑顔で手を振ったりしてくれる人。言葉はないけれど、お互いに認識している感じ。

三つ目は、積極的に介入することはないけれど、それとなく機嫌良さそうな感じで見守ってくれる人の層。


最初は、わかりやすく声を掛けてくれたり、笑いかけてくれる人の存在にとても励まされたのですが、

最近感じるのは、
そこまでいかなくても、機嫌よさそうにその場にいてくれる人、そういう存在がとても大きいのだと気付きました。

ただ機嫌良さそうにいてくれるだけで、こちらもリラックスして、
失くしがちな自信が湧いてくるような、そんな気がするのです。

例えば子連れで出かけていると、いつ誰に迷惑かけてしまうだろう…とひとりでヒヤヒヤしていたりするのですが、
この「ごきげんな人」が周りにいるだけで、「あ、私、ここにいていいんだな」って
そう思えてくるのです。

そんなとき、すごく優しい世界を感じます。

ごきげんな人が優しい世界をつくる。そう思えてならないのです。


見ず知らずの人に積極的なコミュニケーションを取るのは、なかなか日本では難しかったりしますね。

やたらとニコニコして歩いていても、なんだか浮いてしまうような。

だけど、ただ機嫌のよい人でいる。それはできること。

私も優しい世界を構成する一員でいられたら。

自分だけでなく、誰かの何かが少し、変わるのかなぁと
そう思うようになりました。

まずは自分をごきげんに、そしてそれがどんどん広がって、優しい世界を作っていけたらいいなぁと感じます。

まずは自分をごきげんに。できることからやっていきましょうね。

ではまた。

ごきげんな日々を過ごせますよう、今日もぼちぼち!


薬膳はじめの第一歩にぜひ。

ごきげん美人さん -こまさんと始める薬膳レッスン-

ごきげんな人が優しい世界をつくる” に対して2件のコメントがあります。

  1. 宮本 由美子 より:

    こまさんこんにちわ

    今 丁寧に手にした本を読み進めています

    自分がご機嫌でいる事‼️ 確かにですね
    自分に余裕があると 不思議と物事うまく進み更に
    体調も良いような気がします。

    私も二十数年前 3人の子育て真っ只中 右も左もわからない地で どんなににこやかに ハーイ と 声をかけてくれるアメリカ人に救われた事か おおらかでフレンドリーなアメリカ人達です でも 日本ではやはり勇気がいることですね。 そして 3年ほど前 娘が住む西海岸へ訪れた時 アメリカ人の健康に対する意識がものすごく強くなっている事にビックリしました でもここは都会だからか以前からだったのかな

    オーガニックのお店が沢山あり オーガニック製品が並んでいました  食べた物が自分を作る‼️ この意識は世界共通なのですね 
    こまさんのレシピを参考に 献立立ててみます
    また レシピ楽しみにしています。

    1. koma より:

      こんにちは。コメントいただきありがとうございます。
      確かにアメリカは肥満の人が多いと聞きますが、カリフォルニアで暮らしていて、スタイルのいい人の方が圧倒的に多いように感じます。
      ワークアウトしている人も多いですし、食べ物も野菜や果物(しかもオーガニック)が豊富で、健康意識の高さにびっくり。
      そして西海岸はなんといっても気候がいいですよね。はっきりとした四季はなく、晴天が多く湿度が低い。
      日本の季節の移り変わりは本当に体に影響が大きいと改めて感じます。そんな中、ごきげんに過ごすには、やはり日常の中で工夫が要りそうです。
      日本では日本らしい四季の風情を感じつつ、毎日心地よく暮らせるといいですよね。
      レシピ(といえるかどうか…)も見てくださってありがとうございます^^
      マイペースな更新ですが、よかったらまた覗いてみてくださいね。

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